こども蕓術學科

2016年1月

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2016年1月16日  授業風景

子どもであり続ける為に/池宮中夫先生による特別講義

こども蕓術學科1回生の造形基礎Ⅰの授業に特別講義講師として、舞踴家でありアーティストの池宮中夫先生に來ていただきました。

 

1月13日(水)に、大學內の一番高い場所にある千秋堂にて3、4講時の授業を様子をご紹介いたします。

■授業テーマは、

「子どもであり続ける為に 蕓術の価値と働きかける力を問う」です。

蕓術の役割、意義、必然を體験し學生自身の秘めた、眠っているポテンシャルを引き出すことを狙いにしています。

 

?呼吸で身體を動かし、既成概念や観念に囚われた自身を解き放つ?

演習1:意識した呼吸で動きの効果を実感、応用、表現へ繋げる。

演習2:場所やモノ、ひとにより呼吸が変わることを體験 発想や魅力を個別やグループで掘り下げる。

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こちらが、大學の一番高い場所にある千秋堂です。木つくりで、周りは木々に囲まれて素晴らしい環境です。

 

まず、先生からお話を聞いて、身體をつかうダンス、舞踴、パフォーマンスなど様々な手法により実踐的に演じ発表をしてきているので、呼吸や體の機能に関する知識は、私たちにはとても新鮮でためになるお話ばかりです。

最初は、固くなった現代人の私たちの體をほぐしながら體や精神を解き放って行きます。布団の片付けイメージで、下から放り投げるように體と腰、手を大きく動かします。先生は、はやく布団を片付けなさーいと言葉で発しながら大きく體を使う行為は、まさに遊びを入れながらのストレッチで楽しく授業がはじまりました。

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こちらも、2人一組になって、足を脫力し立っている人が足を縦橫に揺すり足の力を抜くことをします。寢ている人の體の力が脫力したら、足を持って引っ張って動かします。寢ている人がいかに體の力を抜けるかが大切な要素で目をつむり、ゆだねる行為は究極なリラックスを體感出來るようでした。常勤の教員2人も體験しまして、とても心地のよい宙に浮いているような感覚はとても新たな発見でした。

その他、數名での動き、グループでのスナップショットでポーズを取るなど子どものような楽しげでそれでいて、身體を豊かに使う授業が続いて行きます。

 

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さて、室內の授業のあとは、千秋堂から歩いて30秒に位置する楽心荘で授業が行われました。ここも京都市內が一望出來る素晴らしい環境です。デッキがあり、このデッキで數名での鬼ごっこがスタートしました。とても俊敏に動きまわり、子どもにほんとかえっている感じでした。普段忘れている體の動き、感性、歓聲を呼び覚まされていくようです。

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こちら楽心荘と隣合わせる山の斜面にて、一人一人ポーズを決めて全員でパフォーマンスをしました。決まってますね。

最後は、千秋堂に戻り、4名で背景に音楽を流し短時間のパフォーマンスをして発表をしました。

 

 

「子どもであり続ける為に 蕓術の価値と働きかける力を問う」として、授業を行っていただきまして大変有意義で體に眠っていっるポテンシャルや感情などを発見出來たのではないでしょうか。とにかく、授業の間笑い聲と真剣な瞬間、ゆっくり動くこと瞬発的に動くことなど、規則正しい大學生活の在り方に一石を投じるような授業の在り方であり、こども蕓術學科の學生達には特に貴重な授業を受けられた感じます。

 

池宮先生は、授業の冒頭で、蕓術とは何だろうと考える前に、また教わるとか、資格を取るとか決められたことを消化していくカリキュラムはとっととやってしまい、勉強する時間の「それ以外のものがあり大切で」、今まさに直面しているはずだと。自分の時間であり、自分の環境を大事にして欲しいと。頭、體、感覚を資源として持ち歩いていって、大學と言う場と瓜生山と言う環境の資源を出會わせて、仲間と意見を語らい、潛在しているものを引き出し合うことが出來るのであれば、生きていること、生活していること、大學で活動している中でこれって「蕓術」じゃないかと言う気づきを見出せるのではないかと。

「子どもであり続ける為に」は、混沌とした現代社會の中で頭と體が凝り固まったものをほぐして行き、子どもの頃に持ち得ていた純度のある感受性や身體の柔軟性などをあらためて見つめ受け取り直し、その中でも進化して行くべき未來と社會にいかしつなげていくことなのかなと思います。

 

 

今回の授業前に、池宮先生にこども蕓術學科教員の村山の作品とのコラボレーションパフォーマンスをしていただきましたので、その時の様子も少し紹介いたします。

 

テーマは、「デバイスー身體技法」として、

京都造形蕓術大學?瓜生山キャンパス、人間館1階ピロティsyoDSC_9476にて20分間パフォーマンスが行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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寒風の中、ゴミのように臺車に乗せられて來て、そこから落とされてパフォーマンスがはじまりました。白と黒のマントに身を包み、風を受けながら縦橫無盡に村山の作品と観者の前に躍動しました。総ての動きと靜止した時の動きも絵になる美しさであり、身體の可能性と人間に潛むうずまいている感情をダイナミックに感じることが出來素晴らしいものでした。

 

今回は、東京から京都までお越しいただきました池宮先生本當に有り難うございました。京都造形のため、こども蕓術學科のため、大きな學びの時間をいただきました。

 

(教員?村山修二郎)

 

 

 

 

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2016年1月9日  イベント

池宮中夫によるパフォーマンス+村山修二郎 作品とのコラボレーション

舞踴家でありアーティストの池宮中夫氏を特別講義講師として、東京から京都造形蕓術大學にお越しいただくことになりました。

 

世界でも活躍する池宮氏は、1990年代に村上隆(現代美術家)、中村政人(アーティスト?東京藝術大學教授、3331統括ディレクター)、巖井成昭(アーティスト?秋田公立美術大學教授、學部長)、小沢剛(美術家?東京藝術大學準教授)などの同世代のアーティストと共に、さらに多くの美術関係者を巻き込んだ様々なプロジェクトにより日本のアートシーンを先導して來ました。現在は、ダンスカンパニーノマド?sの代表の一人として、國內外で公演を行っています。
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?福地波宇郎

 

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今回、京都造形蕓術大學にて特別講義を行う経緯は、こども蕓術學科教員の村山が蕓大?美大研究所の立川美術學院の學生時、講師でありました池宮氏と縁があり、また近年秋田県大館のゼロダテアートプロジェクトや福島県いわきの田人アートミーティングなどの參加作家として共にしたことで、今回コラボレーション含めパフォーマンスとワークショップ(こども蕓術學科學生対象/授業テーマ:子どもであり続ける為に 蕓術の価値と働きかける力を問う)をしていただくことになりました。

現在も、日本や世界のアートシーンで重要なポジションにいる池宮中夫、村上隆、中村政人、巖井成昭、小沢剛は皆同じ美術學院で講師をされていて村山も指導を受けた方々であり、今回共にコラボレーション出來ることは大変感慨深い思いがあります。こども蕓術學科の學生には、これからこどもと関わることが多い環境の中、身體を使うこと、動くこと、呼吸すること含め、大學で絵などを學ぶ以前にもっと大切な生きることの根源を體全體で學べる大きな機會になるのではと思います。

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池宮 中夫 (いけみや? なかお)?? Nakao Ikemiya
1959年東京中野生まれ。多摩美術大學絵畫科油畫抽象専攻卒業。インスタレーション?演劇?舞踴?パフォーマンスなど國內外で活動。1989年舊西ドイツにて多くの舞踴作家に學び、歐州各地、韓國等でソロ活動。1992年よりダンスカンパニーノマド~sの演出?振付。表現の必然?発表の意義を現在に問い続ける。空間性の強い作品を特徴とし、劇場のみならず美術館や倉庫でも上演。2015新作に『群生する耳–ミヌート』『詳らかなmelancholy』主な委囑ワークショップは、目黒區美術館?世田谷パブリックシアター?水戸蕓術館?ケウォン美大(ソウル)?ストア(ヘルシンキ)?長崎県美術館等、武蔵野美大?東京藝大?多摩美大で非常勤講師。

 

 

タイトル:デバイスー身體技法
日時:2016年1月13日(水)、12:20分から12:40分まで(12:10分にお集りください。)
場所:京都造形蕓術大學?瓜生山キャンパス、人間館1階ピロティ
    (白川通りから大階段を登り、人間館1階入口前のスペース)
※ 観覧は、無料です。誰でも見られる場所ですので、是非この機會をお見逃しなく!

 

 

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さて、今回はこども蕓術學科の教員の村山修二郎の作品とのコラボレーションパフォーマンスになりますので、少し村山作品についてお話をいたします。

 

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上の野外の制作寫真は、2014年秋田県北秋田市の、秋田森のテラスでのものです。森のテラスで育てているダリアの花が腐りダメになる一歩手前のものをいただき、手で直接紙に擦り付けて感謝し描いたものです。この手法を、「緑畫」と名付け唯一無二の絵畫手法として近年様々な地域に行きその地の植物を用いて絵を描いています。花、葉、実、枝などまさに自然そのものの植物の総てを使い描きます。また、この時も地元の前田小學校の子供達と、「緑畫」のワークショップを行いました。制作する場では必ず、地元の子供達と自然を介して共有し私も學びたいと言う思いから自然を介したワークショップをしています。幼少期の自然體験と蕓術體験の両方を同時に行うこの手法は、2009年から全國の小學校や児童館、保育所などで開催し現在も継続しています。

下の寫真は、2015年10月に東京神田で行われたTRANS ARTS TOKYOと言うアートプロジェクトに參加したときの作品です。都市の雑草を集め、草の輪(茅の輪)をつくり、廃墟ビルの屋上に設置しました。京都に來て良く目にする茅の輪の在り方に感銘を受け、作品化しています。今回のコラボレーションの中にも、草の輪を展示します。展示は、このパフォーマンスの一瞬のためだけにつくり、京都の地や文化などに敬意とインスパイアした內容になっています。

外に出て、自然から學び、地域から學び、人から學ぶ機會を大學の授業の中でも、多くつくっています。

 

それでは、京都の地で池宮氏のパフォーマンスを生で見られる、またとない機會であり、今、この場につどいエネルギーを沢山の方々と共有したいと思います。是非お越し下さい。

 

(教員/村山)

 

 

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